【３０後期アルファードSCパッケージ】

2018年式 30後期アルファード SCパッケージ 2.5L 2WD 購入6年後のリアルなレビュー

2018年式アルファード SCパッケージ（2.5Lエンジン・2WD）を購入し、6年間乗り続けた感想を詳しくお伝えします。この車がもたらしてくれた快適な日常と、経年による変化について正直にレビューします。

【 外観デザイン 】

購入時から高級感と迫力あるデザインが印象的でした。

• デザインの印象：フロントの大型メッキグリルとシャープなヘッドライトが特徴で、6年経ってもその存在感は色あせません。特にSCパッケージのスポーティなエアロ仕様は他のグレードと一線を画しており、今でも目立ちます。

• 経年劣化：塗装やメッキ部分に細かな傷やくすみが出てきましたが、定期的な洗車やコーティングをしていたおかげで大きな劣化はありません。

【 走行性能 】

2.5Lエンジン（2AR-FE）は3.5Lエンジンに比べて穏やかな走りですが、ミニバンとしては十分な性能です。

• 街乗り性能：スムーズな加速と扱いやすさが特徴で、街乗りでは全くストレスを感じません。特に低速域での取り回しの良さは魅力です。また、目線が高いので車両の大きさは時に気になりません。

• 高速道路での走行：80～100km/hの巡航は快適ですが、追い越し時の加速は3.5Lモデルに比べると控えめです。頻繁に高速道路を利用する方は、若干物足りなさを感じるかもしれません。

• 燃費：街乗りでリッター６～８km、高速道路では1０～1２kmと、3.5Lモデルよりも燃費は良好です。6年間の総平均燃費は約９km/L弱だと思います。通勤がメインでこの大きさなのでこんなものかと思います。

【 乗り心地 】

SCパッケージは「スポーティと快適性のバランス」が特徴的です。

• サスペンション：若干硬めの設定で、コーナリング時の安定感があります。ただし、荒れた路面では少し突き上げ感を感じることもありました。

• 静粛性：車内は非常に静かで、特に高速走行中の風切り音やロードノイズはしっかり抑えられています。6年経った今でも高級ミニバンらしい静粛性を保っています。

• 2列目エグゼクティブパワーシート：リクライニング機能やオットマンが装備されており、家族旅行や長距離移動では大活躍。6年間使い続けてもシートのへたりはほとんどなく、快適性は衰えません。

【 内装と装備 】

SCパッケージならではの豪華な内装は、6年後も満足感を与えてくれます。

• 素材の質感：本革シートや木目調パネルの高級感は6年間維持されています。ただし、子供達が座っている後席のプラスチック部分には軽いスレが見られます。

• インフォテインメント：アルパインのナビは基本的な使い勝手は良いものの、ルート検索は止まった時にしか操作できないのは不便です。スマホのGoogleナビアプリを併用する機会が増えました。

• 室内空間：家族４人で旅行や買い物に使ってきましたが、室内空間の広さと収納力は抜群。特に2列目と3列目のスペースが広く、家族全員が快適に過ごせました。

【 メンテナンスと維持費 】

6年間の間に大きな故障はなく、信頼性の高さを感じました。ただし、ある程度のメンテナンスは欠かせません。

【 これまでのメンテナンス内容 】

• オイル交換：5,000kmごとに実施（1年毎）

• タイヤ交換：３万km走行時に1回

• バッテリー交換：5年目に1回

• 維持費：車体の大きさの割に燃費が良いこともあり、年間の維持費（燃料、保険、点検）は約13～18万円程度でした。3.5Lモデルよりも維持費が抑えられる点は大きなメリットです。

【 気になる点 】

1. 車幅の広さ：駐車場や狭い道での運転には注意が必要です。

2. 追い越し時の加速：特に高速道路では、2.5Lエンジンの限界を感じる場面がありました。

3. 走りの楽しさ：快適ではあるが走りの楽しさという点では、物足りなさを感じます。

【 総合評価 】

6年間の使用を通じて、「この車を選んで正解だった」と感じています。 特に家族の快適性を最優先にした選択として、アルファード SCパッケージは期待以上の性能を発揮しました。経年劣化は多少ありますが、まだまだ長く乗り続けられる車です。

【 評価 】

• 外観デザイン：★★★★★

• 走行性能：★★★★☆

• 乗り心地：★★★★★

• 内装と装備：★★★★☆

• 維持費：★★★★☆

燃費や維持費を考えると、2.5Lエンジンの2WDは非常にバランスの取れた選択だと感じています。次回の買い替えのタイミングによっては、またアルファードを選択する可能性が高いです。

それではまた・・・